ポーランドでは3月11日に学校や映画館、ミュージアムなどを閉鎖、3月13日には国境の復活、外国人の入国禁止、3月23日には外出制限が発令された。そして4月に入ってからは外出制限が一段と厳しくなった。
”接触過敏”はますますエスカレート中で、例えばスーパーなどでは、一度に店内に入れる定員数がさらに少なくなった。よって店の前には入店待ちの長い行列ができることとなる。
うーん…これってその場にいる時間は当然長くなるわけで、かえってリスクを高めているような気もするのだが…
特にショッピングモールの中のスーパーは屋内なので換気は大丈夫か?
サクッと買い物して、サクッと帰った方がよくないか?
屋外で待つ場合も、今年はとても暖かいのでまだよいが、それでも風が冷たい日はある。
待っている間に体が冷えて、風邪をひいたりしないか?
しかも店に入るまでは間隔を開けて並んでいるけど、入ってしまえば他の買い物客と至近距離ですれ違うなんてことはザラにある。
つまり、店に入るまでは social distancingは管理されているが、中に入ってしまえば無法状態。さっきまで並んでいたのは何のためだったのか、という気になる。
そもそも4月1日からの規制では、一度に店内に入れる人数は「レジの台数×3人」らしいが、その安全基準は何を根拠にしているのだろう?
ちゃんとシミュレーションして算出されているんだろうか?
「このくらいなら安全そう」って気分で決めてないよね?
店側は使い捨て手袋を用意することが義務づけられ、顧客は手袋を装着して買い物をする。ちょっと面倒ではあるけれど、その方が気兼ねなく商品を触れるからまあいいのだが、
レジでスマホで決済する時に、手袋したままだと指紋認証できず。
ペラペラの使い捨て手袋は意外と着脱しにくい。両手がふさがっていたのでつい口を使ってしまう。
あ、ヤバイ?
家に帰って、手だけでなく口と顔も洗ったが…
早めにロックダウンしたものの感染者数が減らないものだから、じりじりと規制が厳しくなって、不便さが増した上に、かえって落とし穴が増えたような気がしてしまう。
3月13日にロックダウンを発表した時、ポーランドの感染者数は70人程度だったが、4月に入ってあっという間に5000人超。人口の多さを考えれば少ないが、検査数も少ない。
現在、いろいろ出ている”お触れ”には納得できるものもあるのだが、
どういう目的でどの程度の効果を期待して施行しているんだか疑問に感じるものもある。
コロナ騒動が落ち着いて、施策について分析が行われたら
「アレは効果より弊害の方が大きかった」
なんてことも結構出てくるんだろう。
ところで最近ワルシャワではマスクをつけている人が急増中。
もともとポーランドは大気汚染が深刻なので、
「大気汚染から身を守るおしゃれ系マスク」的なものは以前から販売されていた。
(今までは街でつけている人を見たことはなかったが)
スカーフで鼻と口を覆うような巻き方も流行中。
”コロナ巻き”と命名。
帽子とサングラスもプラスするのが定番スタイル
(帽子はたぶん防寒用)
たまご屋の看板息子(?)もマスク着用