ロックダウンでもイースター

お一人様の食卓

ポーランドではイースターは重要な年中行事の一つ。
2020年は4月12日がイースター・サンデーだった。
その前日の土曜日にはŚwięconka(シフィェンツォンカ)と呼ばれるイースター・バスケットを教会に持参し祝福を受けるという習慣がある。

2017年、最初のイースターの時はポーランドに拠点を移したばかりでイースターバスケットにまで頭が回らなかった。

2018年、初めてŚwięconkaを作ってみた。が、インターネットで検索したものの
リアルなŚwięconkaを見たことがなかったので、若干ビミョーな出来に。
中にいれるものや装飾の仕方は地域や家庭で若干異なるようだが、それにしても。。。

2019年は、昨年の反省を踏まえ、もうちょっとそれらしいŚwięconkaを作るぞと張り切っていたのだが…教会に持っていく日を間違えた(汗)

この年は、知人が「仲間内で毎年集まってピサンカ(イースターエッグ)を作るからおいで」と招待してくれたのがうれしくて、そっちに気を取られていたのである。

前年は日曜日に教会にバスケットを持って行ったような気がしていたのだが、実は土曜日。知人宅を訪ねる途中、教会にŚwięconkaを持っていく人たちを見つけ間違いに気づく。。。
見た目はまあまあよい仕上がりだったのだが。。。

そして2020年、今年こそは!と思ったらロックダウン。聖土曜日の祝福はオンラインに移行するという。
教会には行けないがŚwięconkaは作成。

前週のパーム・サンデーの時に買った飾りの一部を再利用した。
普段は食べられない植物はあまり買わない😅のだが
イースターだから特別に買ったのだ。

花屋の軒先で販売されていたパーム・サンデー用の飾り

バスケットに入れる卵は玉ねぎの皮と一緒に茹でるとこげ茶に染まるのだが、皮を取っておくのを忘れたのでフードカラーで着色。

なんとかそれっぽいものができた。

イースターの食卓で欠かせないのはŻurek (ジュレック)だ。
これはライ麦を発酵させた Zakwas(Żurとも呼ばれる)を使った、ほんのり酸味のあるスープ。
日本に住んでいた時から、自分なりにレシピを工夫して何度も作ってきたが
まあおいしくはあるけど、何かがちょっと違う気がしていたのだ。

しかし昨年、残り物で作ってみたら予想外においしくできた。

今年は遊び心で日本風ジュレックというのを作ってみた。
意外にも、なかなかの味わい。

そしてついでに普通のŻurekも作った。
かなりいい加減にチャチャっと作ったのだが…
意外にもこれもうまい。

ようやく自分も満足のできる味にŻurekを作れるようになったのか。
と少し感動。

しかし、Facebookで友人たちの投稿を見て、あることに気づく

Żurekはイースターの定番料理であるが、食べるタイミングは聖土曜日ではなく、
イースターサンデーに食べるべきものであることを。

つまり、聖土曜日にはŚwięconkaを作って教会に持って行き、祝福を受ける。
バスケットはそのままにしておき、翌朝(イースターサンデー)にそのバスケットの中身を食べるのだ。

なるほど。。。

ポーランドではイースターは基本的に家族で過ごすものなのだが、
今年はコロナウィルスの影響で「家族で集まらない」ことが推奨された。
「いつもと違うイースターの記録」なのか
こと細かに自宅で過ごす様子をFacebookにアップしている人が多かった。
おかげで「イースターのキホン」をいろいろ知ることができた。

Święconkaは本来は朝までそのままにしておくものらしいが、
写真を撮ってインスタにアップした後はすぐに
ピサンカ(卵)とKiełbasa(ソーセージ)は冷蔵庫に入れてしまった。
今年は時に暖かかったし、
同じようにしている人は結構いるんじゃないだろうか。
卵はあたると怖いし。
コロナが蔓延している時に食中毒で病院に行くなってまっぴらごめんだ。

しかし、ポーランド文化をマネしたくて仕方ないわりには、
自分でいうのもなんだがどうも詰めが甘い。

ポーランド人と暮らしていれば、自動的にインストールされるのだろうが
実をいうと、こんな風にちょっぴり間違えながら、というのを結構楽しんでいる。

失敗しながらも、いや失敗しているからこそ
一つひとつ、積み重ねていっている実感があるのだ。

来年もまた
「あれ?」ってことを発見するのだろうな😅

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