ブースター接種を受けてみた

Life

ポーランドでは必要回数のワクチン接種済みの割合が約57%とEU平均を大きく下回る。
もともとワクチン接種に懐疑的な人が多いことや、上からの押し付けはとりあえず反発してみる国民性(?)からして、この状況は「やっぱり」感あり。

一方、ブースター接種済みは約26%。
接種したい人は率先して3回目まで済ませ、したくない人は頑としてしたくない、と二極分化しているようだ。

ワクチン接種を推進したい政府は、予約チャネルをいろいろ用意したり、懸賞を用意したり躍起になっていたが、ワクチン反対派の心を動かすことは難しいと、最近はあきらめムードになってきた。
が、2回接種完了者へのブースター接種推進は脈ありと見たのか
「あなたの場合は×月×日以降(前回の接種から6か月後)にブースター接種できます」
というSMSが2021年の11月に送られてきた。
その約1週間後には今度は
「前回の接種からの期間が短縮された」とのSMSが来ていたようだが、これは完璧に見過ごしていた。気がついたのは接種して3日後。。。

3回目のワクチン接種は「以前よりいろいろちょっと雑になった?」イメージ。
3回目はWebで予約するにはTrusted profile上からのアクセスに限られているし、24時間専用電話に対応する人の態度もややぞんざい。たまたまかもしれないが、以前はすごく感じよかったんだけどなー。

接種会場は、前回は医療機関での接種だったが、現在は薬局などでも接種可能になっている。
徒歩圏内にある薬局でワクチン接種の予約をした。

薬局内の一角に簡易なついたてとイスが1脚置かれ、そこが”接種会場”となっている。

係の人が問診票を確認し注射を打ってくれる。
薬局なので医師や看護師ではないはず。下手だったらいやだなーとビビっていたのだが、意外にもお上手。全くといっていいほど痛くなかった。
前2回は、注射を打った直後、アナフィラキシーショックが起きないことを確認するため10分程度はその場に待機しなければならなかったが、今回は打ったらすぐお帰りOK。というか待機するような場所がない。
何かアバウトだなーと思いつつ帰宅。

気になる副反応はというと。
1回目の時は腕がちょっと痛かった程度、2回目は接種翌日に熱が出たが、半日くらいで平熱に戻った。
3回目はというと、2回目をちょっとマイルドにしたような感じ。やはり接種翌日に熱が出たが、ピーク時で37.5度くらいと前回よりやや低め。頭痛はなく、体もそれほどだるくはなかった。やはり半日くらいで平熱に。
総じて、「2回目に出た副反応を若干マイルドにした感じ」であった。

コロナ状況であるが、ポーランドでは1月半ばあたりから感染者数爆増中。1日あたりの新規感染者数もパンデミックが始まって以来の最高数を更新した。1月27日のデータでは10万人あたりの7日間の平均感染数は109.11となっていた。夏あたりはこの数値は2以下に下がっていたのだが、まさかの100越え。
が、今のところ学校が再びリモート授業になるくらいで、新たな規制の導入は予定されていない。
(というか、まだ対面授業やってたんだ…)

レストランは相変わらずにぎわっているし、イベントにも人がいっぱい。国によってはワクチン接種証明がなければレストランでの着席や、イベント参加に制限があるようだが、ポーランドではワクチン接種証明の提示を強要することができないらしく、ワクチン接種してるしてもしてない人も関係なく混じり合っている。

そしてPCR検査会場には長蛇の列ができているとか…
政府は薬局で抗原検査が無料でできる制度を1月27日から導入したが、初日に導入できたのは全国約1万3000の薬局のうちわずか105らしい。。。

タイトルとURLをコピーしました