イベント続きの11月末。Kyiv Tech HubのDemo Dayに行ってみた。
といってもキーウに行ったわけではなく、ワルシャワで開催されたイベントだ。
会場はGPW(ワルシャワ証券取引所)で、主催はPolish-Ukrainian Startup Bridge(PUSB)とFundacja Fundusz Współpracy。
PUSBは年に数回大きなイベントを開催するほか、Breakfast meetingなどの軽めのイベントを月1,2回くらい開催している。参加者は私以外はウクライナ人かベラルーシ人。ポーランド人はスピーカーとして登壇することはあるが、参加者として来ているのを見たことはない。
私が初めてPUSBのイベントに行ったのはちょうど1年くらい前だ。その時はメディア向けと謳っていたので「私にぴったりじゃない?」と出かけてみた。ちょうど日経ビジネスにウクライナのスタートアップに関する記事を書いたばかりだったのと、日本でウクライナのスタートアップを紹介するセッションの開催を予定していたこともあり、それをきっかけに足しげく通うことになった。
が、しかし、最初のころは”アウェイ感”が満々。
先に述べたように、アジア人は私一人。
ウクライナ人でもポーランド人でもない。さらに、スタートアップでもない。
「この人、なぜここにいるの?」
という視線をひしひしと感じた。
自分でも「私、ここにいていいのかな?」と思ったりしないわけではないのだが、
ここでひるんではいけない。
「日本のメディアにウクライナのスタートアップの記事を書いたのをきっかけに、ウクライナのスタートアップのポテンシャルの高さに注目している。ビジネスとして日本に紹介する機会を探っている。もっとウクライナのスタートアップのことを知りたいからここに来た」
などと説明していくうちにWelcomeな感じで接してくれるようになった。
で、何度も通い詰めていると、いるのがデフォルトになってくる。
また、自分もイベントを開催することがあるが、オーガナイザーとしてはいつも来てくれる常連さんというのはありがたいものである。
「今度こんなイベントをするからよかったら来てね」と誘ってもらえるようにもなってくる。
関係性を構築するときに「懐に入る」という言い方をすることがあるが、
懐への入りやすさで言うと、ウクライナの方がポーランドより入りやすい。
ウクライナ・コネクションを形成するのに大きな役割を果たしてくれたPUSBであるが、今年で約3年間のプログラムが終了するそうだ。いったんクローズとも聞いているが、さて。。。
イベントの方はというと、丸半日を費やすというDemo Dayとしては大がかりなものであった。
ピッチはもちろんのこと、パネルディスカッションやスピーチなど盛りだくさん。
Lunch BreakやCoffee Breakには軽食や飲み物も提供された。
無料のイベントにしてはなかなかの大盤振る舞い。
この秋はGPW(ワルシャワ証券取引所)で多くのスタートアップ系のイベントが開催された。10月と11月だけで3,4回は行った。どれも及第点のイベントだった。
しかし、場所が同じでテーマが似たような感じだと、どれがどれだったか記憶が錯綜してしまう。。。
特にピッチに関しては、いろいろ混じって全般的に印象が薄れてしまったような。。。
というか、レベルはアップしたと思うし、きれいにまとまってはいるが、なんというか個性が薄れてイマイチ印象に残らないのである。。。
私がいろんなイベントに行きすぎなのかもしれないけど。。。