StartSmart CEEアクセラレーターのDemodayに行った。
ここはポーランドでは古株のアクセラレーターの一つで、以前はMIT Enterpriseという名前だったが2023年に今の名称に変更した。シンプル過ぎて逆に覚えにくいと思うのは私だけか?
ここは以前からWell organizedなイベントを開催していた。
コロナ期には当然、オンライン開催となったが、Pitchは意外とオンラインの方が聞きやすかったりする。そのせいかどうかはわからないが、コロナが落ち着いてからもしばらくはオンライン開催をしていた。
以前は、ワルシャワ中央駅にほど近いHubHub Nowogrodzka Squareにオフィスがあったのでそこが会場となっていたが、HubHubが移転(撤退?)してしまったので、今回の会場はGoogle for Startups Campus Warsaw。スタートアップ系のイベントがよく開催される場所だ。
ちなみにここ、入り口でIDチェックをされるので、パスポートなどのIDは必携。
そう言えば前回のDemodayはVenture Cafe WarsawのThursday gatheringとコラボする形で開催されたはず。でもセッションの一つというイメージで埋もれてしまっていた。私はその場にいたのだが、気がついたら終わっていた。
以前、別のイベントでStartSmart CEEアクセラレーターのディレクターの一人に会った時、「またVenture Cafe WarsawとコラボでDemodayを開催するのか?」と聞いたことがある。単独開催よりコストが安く済むのでそこは大きなメリットだがどうするかわからないと言っていた。
まあ、さすがにあれは軽く済ませ過ぎだと判断したのか(知らんけど)、今回は単独で開催することにしたらしい。
StartSmart CEEのイベントはいつも”つつがなく進行する”という印象だが、この日もそうだった。良くも悪くも、このアクセラレーターのイベントは優等生的である。
ただ、Pitchの方はいつもよりやや味薄めな感じがした。悪くはないけど、特によくもないというか。まあ、ポーランドのスタートアップが全般的にそういう印象ではあるけれど。
先ほど少しコストの話をしたが、このところ、特にアクセラ系のイベントで「懐事情が厳しいのかな?」と感じることがままある。わかりやすいところで言うと、イベントで供されるフードやドリンクがしょぼくなった。例えば、以前はケータリングのフィンガーフードが用意されていたのが、宅配ピザだけになったりとか。ドリンクもおそらく協賛という形で提供されていたものがなくなってバリエーションが減った。
まあ、余計なコストをかける必要はないのだが。
結論:及第点。悪くはない。ちゃんとしてる。でもイマイチ印象に残らない。
ある意味、ポーランドの全般的なスタートアップの状況を象徴してるかも。