ダイヤモンド・オンラインに書いた記事でも紹介したコスメ・フェアEkocuda(エコツダ)。
ナチュラルコスメに特化しているのが最大の特徴。
誰でも無料で入場できるというのもミソである。
ワルシャワで開催のコスメ関係のフェアとしては、Beauty Expoに行ってみたことがあるが、これは”ナチュラル”には特化していない。 また、基本的にはB to B向けで、入場するにはチケットを購入するか、事前登録が必要とちょっと面倒くさい。
Ekocudaの第1回が開催されたのは2016年11月。この時は情報はキャッチしていたものの、まだ日本に住んでいたので参加できず。
2017年4月開催の第2回以降は、毎回欠かさず足を運んでいる。
ナチュラルコスメだけ使っているわけではないが、使用歴はかれこれ15年くらいになる。
日本にいた時からネットで海外のナチュラルコスメを購入していた。
そんなナチュラルコスメ・フリークにはEkocudaはまさに天国。
無茶苦茶エキサイトする。
200社近いブランドが出店し、そのほとんどがポーランドの会社だ。
日ごろからできるだけポーランド製品を買うようにしている私としては、この点も二重マル。
iossi Fresh&Natural Alkemie Fridge by yde Anwen
ただし、会場の面積のわりに出店社数も来場者数も多いのでかなり混みあう。時間帯にもよるが、ゆっくり商品を選ぶ、というような雰囲気ではない。
特に外国人の場合は言葉の問題もあるので、説明を聞いてもわからないことも多い。事前に予習しておくか、よく知っている人間と一緒に行かないと、何を買うべきか絞り込めなかったりする。
どのブランドのどの商品をチェックすべきか、ピックアップしておかないと迷うこと必至。
第2回から4回までは会場が同じで、各出店者の配置もだいたい同じだった。4回目くらいになると、どこにどのブランドが出ているか大まかに覚えており、目当てのブランドを見つけるのもスムーズだった。が、第5回からはプラガにオープンした新スポットに会場が変更になったため、せっかく覚えた配置も役に立たなくなってしまった。
しかしリストは溜まってきた。前回から入れ替わるブランドは10%程度ではないかと思う。なので、毎回一からリストアップする必要はなく、新顔のブランドで気になるものをつけ足していくだけでよい。特にダイヤモンドの記事を書くためにかなり真剣に調べたのでこれは結構使える。
旧会場のDom Towarowy Bracia Jabłkowscy Klareko Yope
Ekocudaはどこかのイベント会社とか、化粧品会社とかが運営しているのかと思いきや、Zuzanna Mierzejewska(ズザンナ・ミエジェイェフスカ)さんという女性が自分で企画し立ち上げたのだという。 ということは、これもある意味StartUpといえるのではないか?
来場者数が2年で約3倍の規模にまで拡大したという急成長の理由の一つは、なんといってもタイミングがよかったことだろう。
今やワルシャワは街中‟Bio”だらけだが、 私がワルシャワに拠点を移した2017年4月当時は出始めくらいの時期だった。
まさに人々の関心がヘルシー志向へと向かって行った時をとらえていたのである。
早すぎると人がついてこなかっただろうし、もう少し遅かったならすでに誰かが始めていた可能性がある。
もう一つは、情報提示がしっかりしていたことだと思う。ズザンナさんはPR畑の出身ということだが、さすがツボを押さえている。
EkocudaのFacebookイベントページを見ればわかるが、出店するブランドの説明がちゃんとしている(ポーランド語ではあるが)。
ポーランドのナチュラルコスメ会社・ブランドの多くはこの5,6年くらいで立ち上がっている。なので、ポーランド人であっても”未知のブランド”がほとんどなのだ。どういう特色のあるブランドで、どういう商品が買えるのか、説明がないとわからない。
詳細な説明があるから「よし、これを買うぞ」ということになり、実際に足を運ぶのである。
類似イベントに行ったことがあるが、Ekocudaほど情報が充実していない。
すでに知っているブランドも多いとはいえ、よくわからないものはイマイチ買う気になれず。
やはりPRは大事だよなと思う。
次回の開催は2019年11月16,17日。
新登場のブランドで注目しているものもいくつかある。
楽しみ♡
Vianek OFIGA Natura Receptura Lady of Nature Nature queen Mokosh Lush Botanicals D’ALCHÉMY