ハロウィン VS 諸聖人の日

Life

カトリック教徒が大半を占めるポーランドでは、もともとはハロウィンの習慣はなかったが、近年は若い人や子供を中心に仮装を楽しむ人が増えている。
スーパーなどでもハロウィン用の仮装グッズがたくさん売られていた。
今年は10月31日が木曜日、翌日の11月1日(金)は祝日なので、金、土、日と連休になる。ということで、ハロウィンパーティーをガッツリ楽しむ人も多かったようだ。

Ambassador(ボランティアスタッフ)を務めているVenture Cafeが、
毎月最終木曜日に開催するThursday Gatheringも10月はちょうどハロウィンに当たった。
ということで仮装をしてみたのだが…

私を含め3人くらいしか仮装をしていなかった。。。
ちょっと残念。
ただ、連休ということで実家に帰ったり、他のハロウィンパーティーに流れる人も多いだろうと予想され、イベントの入りが懸念されていたが、思ったより盛況。
30歳代以降にはそんなに浸透しているわけではなさそうだ。

一方、11月1日の Wszystkich Świętych (All Saints Day 諸聖人の日)は、ポーランドではしっかり根付いており、この日は家族などで墓参りに行く習慣がある。

ワルシャワでは墓地の周りなどでPańska skórka(パンスカ スクウルカ)というキャンディーを売る店が出る。

そこで、Pańska skórkaをハロウィンに作り、
「Trick & Treat」と言われたらPańska skórkaを差し出すという計画を立てた。

異文化の融合(?)

しかし、 Pańska skórka をうまく作れず…

Pańska skórkaはヌガーのようなお菓子で 材料は砂糖、はちみつ、卵白とごくシンプルなのだが、シンプルゆえに難しい。
ワルシャワ周辺でしか知られていないお菓子なのと、手作りする人も少ないようで、ネットで検索してもあまりよいレシピが見つからない。
ちゃんと固まらず、スプーンですくって包装するという…キャンディーというよりムースのような様相になってしまった。味は素朴でまあまあなのだが。

人様にプレゼントできるような状態ではなかったので自宅で消化。
計画、敢え無く挫折。
来年こそは。

Powązki墓地に行った時に Pańska skórkaを購入。
1個1.5ズロチ(約42.5円)と意外と高い。 ポーランドの物価は毎年上がっているが、 この値段は2年前から変わっていない。
もっとも1.6とか1.7にするとおつりが面倒になるから、次に上がるとしたら2ズロチになるのだろう。

買ってきたPańska skórka 。店によって見た目やフレーバーがやや異なる

「2020年のポーランドのインフレ率はEUで最大と予測される」という記事を読んだばかりだが、
Pańska skórkaが2ズロチになる日も近いのだろうか?

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