コロナモラトリアムの終焉

Life

6月に入ってもなお、COVD-19の感染者数がピークを迎えていないのは、EU圏ではポーランドとスウェーデンだけという記事を読んだ。

感染者数がまだ100人以下の段階でロックダウンを決断したポーランドと、結局ロックダウンを行わなかったスウェーデンがともにピークをつけていないというのは皮肉なところ。

減少傾向はみられないが、ロックダウン緩和はどんどん進められており、国境も開放に。

天気がよいことも相まってか、街はすっかり開放的な雰囲気になっている。
保険大臣が「まだエピデミック中だということを忘れていないか。あまりに歯止めがきかないようならいくつかの規制を元に戻す」
というようなことを発言していた。
実際、そうしたほうがよいような気もするのだが。
まあしかし、6月28日の大統領選までは国民の不評を買うようなことはしないだろう。

規制が緩和されたということで、私が通うポーランド語学校も、リアルなクラスを再開すると通知してきた。授業は3月からオンライン化されていた。

しかし、素直に喜べない。

オンラインに移行する前のレッスンの状況からすると、”3密度”はかなり高い。
私が通っている学校は大学のように広い教室があるわけではない。
ビルのワンフロアを学校として使っているという、私立の語学学校によくあるスタイル。
各部屋は狭く、空気の循環はとっても悪そうだ。

Social distanceを保つために1クラスの人数は減らすのだろうが、
狭い部屋で受ける語学レッスン。。。安全そうな気はしない。
学校にとってもコロナ対策なんて初めてのこと。うまくコントロールできるのだろうか?

さらに語学学校という特性上、国籍、職業、年齢などまちまちな人が集まる。
そのダイバーシティーさが、かえってリスクを高めそうな気もする。
特に国境をオープンし始めたタイミングでもあるし、ここでクラスターが発生しても驚かない。

自分に感染しなくても、教師やクラスメイトから感染者が出れば、濃厚接触者として自宅隔離になる可能性もある。
授業では出席を取っているので、誰がいつ、どこにいたか簡単にわかるので追跡しやすい。
感染リスク+隔離リスクもあるわけだ。

オンライン授業よりリスクがあるのは確実で、ではどの程度リスクが高いのかはもう少し様子を見ないと判断できない。

取り越し苦労なのかもしれないが、ロックダウン緩和の影響が見えてくるのはこれから。今、リアルなクラスを受講するのはよい考えだとは思えないのだ。

ということで、対面授業を受けるのはまだリスクが高いと思うので、オンラインでの受講を続けられないか?とリクエスト。

実を言うと、オンラインのレッスンは性に合っていた。
私はモノを視覚的に覚える方で、ノートをとったりすると、その行為に神経が行ってしまいスッキリ頭に入ってこない。
しかも教室での授業だと、近視なので黒板の文字はメガネやコンタクトレンズをしないとよく見えないが、老眼も入っているので手元の資料は裸眼の方が見やすい。
これがなかなかのストレス。若い時には感じなかったことだ。
残念ながら、こういうところに年齢が出てしまう。
が、オンラインレッスンならパソコンに焦点を合わせるだけでよい。

さらに教室だと、教師が手書きで黒板に書き出していく事項は、ワード文書で全員に共有される。ノートをとる必要がないので超ラク。
通学に要する時間も節約できるし、カメラオフで受講すればすっぴんでも気にならない。
リアルなクラスより、むしろこっちの方がいいとさえ思い始めていた。

私のリクエストに対して学校は、
オンラインで続けることは可能だが現在、オファーできるクラスは一つしかないのだという。
このクラスを受講してみたが超初心者向けでレベルが合わない。

「私以外にもオンラインを希望する人がいるだろうから、新たなクラスができたら教えてほしい」と再リクエストしたところ、私以外は全員、対面授業を希望しているのだという。

マジに?
みんなそんなにリスク許容度高いの?
ちゃんとニュースをチェックしてる?
そもそも外国人って重要な情報を確認できてるのか?

そこまで緩和ムード一色というところにちょっと驚き。

心配しすぎなのかもしれないが、とりあえず学校は1か月休学することにした。

とはいえ、”コロナモラトリアム”はそろそろ終わりなのかもしれない。

話は全く変わるが、春から初夏にかけては市場には白アスパラガスが出回る。
今年は極端に雨量が少なく、野菜は値上がりすると言われている。
そもそもポーランドはインフレ基調にあるのだが…
景気後退でインフレだとスタグフレーションだ。
コロナも心配だがそっちも心配だ。

そんな状況ではあるが、白アスパラは昨年より若干、安めになっていたような気がする。
しかも店先に出ている期間がちょっと長め。

国境閉鎖で農業に従事する季節労働者が他国に移動できなくなり、ドイツでは収穫作業が追いつかず野菜を腐らせている、という記事を読んだことがあるが、
ドイツに行く人が減った分、ポーランドでは人が余ってたりして??
いやしかし、ウクライナからポーランドに来るはずの農業労働者が来れなくなっているとも聞く。
そんなことを考えながら、アスパラを食す。

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